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Category : 日常
高校時代の恩師が能面の作家だと知ったのは卒業してかなり経ってからの事。
でも、もしかしたら授業中とかにそんな話聞いてたかもしれない。当時は全然興味なくて覚えてなかったけどね。
そんな先生から2度目の個展の案内を頂いて、最終日の今日、慌てて行って来た。
今回は「老いの世界」ということで翁や尉(じょう)、老婆がメインでした。
小面も3つあったけど。
面は室町時代から伝わっているもので、基本の型があるそうだ。
「実際の人物で表情とか研究されたりするんですか?」の問いに上の答えと
「たまに若い人なんかの目や鼻、しわの寄り方を見ると、こんな感じの性格かな?とかは思うけどね」と答えてくださった。
気難しそうな人が眉間にしわを寄せるように、性格って顔に出るよなあ。
今日一番印象的だったのは絶世の美女 小野小町の100才の顔。
美貌に溢れ、才女だったと言われる小町は顔にしわは無く、目は落ち窪み、どこか神経質で幸せそうではなかった。
先生曰く「品のある顔」との事。
3枚の小面(こおもて)のうち、1つに「制作時にできたシミが、いい味が出たのでそのままにした」という説明の面があった。
そうそう、シミの1つくらいあるほうが個性的で、人間味が出ていいのだ!と妙に納得。
小町の面が多数あるという事は小町を題材にした演目が多いのだろうと思っていたら、いくつか紹介されていた。
才女故に問答で相手をやり込める小町、男性の想いを無駄にした罪で老いてなおその罪を償っている小町…しかも全部老女。
男性から見た才色兼備の女性に対する嫉妬だろうか、と錯覚させられてしまうのは何故??
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管理人の「ちこ」です
大好きな物を気の向くままに紹介していきますネ。
足が自慢のセンターテーブル
ガラスのトップだと素敵な足(脚)が見えるのですが、その他白い大理石(ツルツル)と黒い石の(ザラザラな質感)のトップがあるそうです。ザラッとした黒石のトップとか大人チックで憧れちゃいます♪
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